ツワブキ
 高さ50pほどになる多年草です。東アジアに分布し、日本では本州、四国、南西諸島や九州に見られます。海岸沿いの林内や岩場などに群生するので、玉野市などは適地地ではないでしょうか。比較的花の少ないこの時期に園内で花を見ると何かほっとします。江戸時代のはじめごろから茶室の庭に植えられて現在も広く庭で栽培されています。和名は、和風料理ではよく口にするフキ(ふきのとう)に由来し、フキの葉に似てしかもぶ厚いところから「ツヤのあるフキ=ツヤブキ」がなまったものと言われています。また、生息地にちなんでイシブキという別名もついております。フキ同様に食用になり、若い葉柄はあえ物、つくだ煮、揚げ物にしたりして食べられます。原色図鑑『岡山の薬草』(山陽新聞社)によるとツワブキの葉・根茎は、はれもの、打ち身、やけど、下痢に薬効があると書かれています。栽培は容易ですので庭の片すみにでも栽培してはいかがでしょうか。【花言葉】愛よよみがえれ

キク科・植栽種・花木園