トサミズキ
  トサミズキ(土佐水木)和名が示すように高知県の土佐に自生している高さ2〜3bになる落葉低木です。非常に地味な花ですが、この花が咲き始めるといよいよ春の訪れを実感します。みなさんは早春に咲く花にどうして黄色が多いかと思ったことはないでしょうか?ナノハナ、マンサク、ロウバイ、レンギョウ、エニシダなどいろいろあります。不思議に思い恩師に聞いたところ、一説によると「黄色い花は昆虫などを誘う色で受粉などを容易におこなうための植物の知恵ではないか」と聞いた事があります。高知県の土佐のあたりではトサミズキが季節の指標とされ、この花が咲くとタネまきを始めるなど、昔は農作業には欠かせない花だったそうです。栽培のポイントは土質は特に選びませんが、日当たり、排水のよい腐食質に富む肥よくな所がよいです。植えつけ時期は落葉中の2月下旬から3月中旬がよく、水はけを良くするため高めに植えつけてください。放任しておいても特に問題はありませんが、6月までに貧弱な古枝を間引いて下さい。【花言葉】きっかけ

マンサク科・植栽種・花木園