タンポポ
  タンポポの花を知らない人はおそらくいないのではないでしょうか。また、タンポポの花を見て幸せな気持ち、あるいは懐かしい気持ちになるのは私だけでしょうか。花茎をを切って音が出るようにしたり、水車のようにしたり、また、タネとなった綿毛をだれが一番遠くへ飛ばせるかなどいろいろなことをして遊んだものです。太陽が沈むとたちまち花を閉じてしまい、日だまりがとても似合います。日本に自生しているタンポポは、二十種類ぐらいありますが、日本在来のカンサイタンポポなどが減少傾向で、西洋タンポポが幅を利かせています。日本タンポポと西洋タンポポとは総苞(ほう)=花裏の緑色のがくのような器官=で見分けがつきます。西洋タンポポは反り返っており、意外に簡単に区別できますので比べてみるのも面白いかもしれません。昔は、花の形から鼓草(つづみぐさ)といわれ、タンポポという和名も鼓の音色からついたそうです。イギリスでは、ギザギザの葉が、ライオンの歯に似ているのでダンディライオンと呼ばれています。【花言葉】愛の神託・別離

キク科・自生種・深山一円