シャクナゲ
  シャクナゲは昔から、栽培しにくい花木といわれてきました。原因は原産地が高冷地であるため、冷涼な気候を好み、日本の夏の高温多湿の条件下では病気を多発するためです。しかしヨーロッパで品種改良された西洋シャクナゲのなかには、日本でもよく育つ品種があります。シャクナゲは水はけのよい場所を好みますので、雨のあとしばらく水がたまっているような場所には植えないようにします。有機質を多く含み、なるべく暑くならない場所が最適。夏涼しく、冬の北風に当たらないところへ植えるとよいでしょう。来園者から「去年はきれいに咲いていたのに今年よくないねー」と言われたことがあります。シャクナゲは今年花が咲けば、来年は花つきが悪くなり、再来年は再び花がよく咲きます。このような花を「隔年開花」といいます。対策はありますが、シャクナゲ本来の性質なので自然にまかせた方がいいと思います。【花言葉】威厳

ツツジ科・植栽種・シャクナゲ園