ネコヤナギ
  深山公園の木々を見ていると、春がすぐそこまできていると感じられます。日本各地の山野の水辺に自生し、高さ0.5〜3mになる落葉低木です。和名は、早春に鱗(りん)片がはがれると、銀色の綿毛の密生した美しい花穂(かすい=穂状になった花の多数の集まり)が現れ、その穂がネコや小犬のおっぽに似ていることからネコヤナギと呼ばれています。また、別名のカワヤナギは川岸に自生するためその名で呼ばれています。早春のころは、生け花に利用されているのをよく目にします。自生種は花穂のつきが十分でないため、ネコヤナギも園芸品種が多く作られています。アカメヤナギやギンメヤナギは一般家庭でも育てやすい種類ですのでおすすめいたします。ただし、栽培を続けると病気や害虫がつきやすいのが難点です。一般に普及していないのはそのためかもしれません。対策は、簡単にさし木ができ1年で成木になるので、2〜3年で株を更新させればよいといわれています。【花言葉】旅立ち

ヤナギ科・自生種・水辺