コクマザサ
   広く庭などに植栽されていまが、本来の野生種は京都府に分布しています。稈(かん=タケ・ササの茎)は横に長く伸びた地下茎から直立または斜めにでて、高さ1〜1.5bになる多年生常緑笹(ささ)です。和名は冬になると葉のふちが白く枯れてくまどられることからといわれています。日本のいたるところで自生しているササは、約60種あるといわれ古くから日本人に親しまれてきました。エキゾチックな感覚や和風の趣をだすため世界各国に植栽され、英名の「sasa」は日本名の笹に由来しています。一般にササと呼ばれていますが、みなさんはササとタケの違いをご存じでしょうか?現在の園芸分類上では、いつまでも皮がついているものをササ、成長とともに皮がはがれてしまうのをタケとしています。和名では少しずれがあって、高さ1bほどのオカメザサがタケであったり、高さ数メートルになるメダケがササであったりします。ササもタケもめったに花を咲かせないためか、花言葉は見つかりませんでした。

イネ科・植栽種・花木園ほか