コバノミツバツツジ
 今回は、コバノミツバツツジをとりあげました。理由は、暖冬の影響で開花が例年より十日ほど早くなったことが一つ。もう一つは、市が市制三十周年を記念して「市花」をツツジにしていることです。ちなみに「市木」はバベ(ウバメガシ)です。ツツジは現在三百品種以上あるといわれている中で、市花のツツジは、このコバノミツバツツジをイメージして制定されたと聞いています。花は三センチほどで小ぶり。オシベが十本あり、葉が小さいのが特徴。これからが見ごろで深山公園の東側の山腹一帯がやがて紅紫色になるのは絶景です。庭に植栽する樹木ではないのですが、コバノミツバツツジは、どの樹木より再生が早く、山火事の跡地でも、逆境に耐え生長しています。現在の不景気な世情の中で、コバノミツバツツジのたくましさを見習いたいものです。【花言葉】ツツジ総称で、節制

ツツジ科・自生種・深山一円