来年も明るい“花言葉”を
 今年はガーデニングブーム。玉野圏盤でも、それにあやかって四月から毎週日曜日に「深山の四季」を掲載している。「ソメイヨシノ」に始まって「シャクナゲ」「アジサイ」「モミジ」と四季ごとに色とりどりの花が紙面を飾り、年末までに三十八本になった。執筆しているのは市公園緑化協会の岡秀雄さん。専門家がよく知っていることを書くのだから、楽なものだろうと思われる方もいるかもしれないが、専門家だけに「恥ずかしいことは書けない。分かりやすい文章にするために必死だった」という。掲載前日まで花の選択に迷い、暗くなっても公園内を歩き回ったり、由来や花言葉を調べるために深夜までに図鑑と首っ引きで調べるなど人に言えない苦労もあったとか。また、花屋さんには並んでいるのに深山公園にはなかったり、去年まであった樹木が突然、持ち去られていたなどのショッキングな出来事もあった。この連載は当初、一年間で打ち切りにする予定だったが「春の花がまだほとんど紹介しきれていない」とのことなので来年もある程度の継続をしたい。もうすぐとら年からうさぎ年にバトンタッチ。大きくジャンプを願って来年は明るい花言葉でいっぱいになりますように。皆さま、よいお年をお迎えください。    (玉野支社・水田)