キキョウ
  日本をはじめとして中国、朝鮮などに分布して山地の草原や道沿いの斜面に自生している多年草です。茎は直立し、高さ40a〜1bになります。8月の旧盆のお墓参りの花によく使われています。秋の七草(キキョウ・ハギ・クズ・ナデシコ・オミナエシ・フジバカマ・ススキ)のひとつで秋のイメージが強いのですが、花期は7月から9月上旬ぐらいまでです。その昔は「朝顔」と呼ばれており、万葉集に詠まれている朝顔は本種であるといわれています。深山公園に自生しているキキョウは、美しい青紫色で、星形の清そな花を咲かせます。根は白くて太く、ゴボウのように地中に深く伸び、アクが強く薬草として利用されています。日当たりがよく、肥よくなところであれば良く育ちますが、夏は乾燥するとよくありません。挿し木、株分け、タネで非常によく増えます。乱獲により自生地が減っているので観賞だけにして下さい。花言葉 変わらぬ愛・誠実・従順

キキョウ科・自生種・園内一円