カキ
  枝いっぱいにたわわと実ったカキは、日本の秋の風物詩ではないでしょうか。また、サルカニ合戦のむかし話にでてきたせいか妙に印象的です。カキの原産地は、中国、朝鮮半島南部、日本と言われていますが、日本には奈良時代に中国から渡来したという説が有力とされています。深山公園に自生しているのはヤマガキで、カキの品種をつくる台木として利用されているものです。一般家庭で植栽されているのは大抵甘ガキです。甘ガキは日本で育成されたもので、世界に通用する果物の一つです。代表的品種は、フユウ(富有)、ジロウ(次郎)です。双方とも地方で改良された特有の品種で、渋は早くとれ甘み多くたいへんおいしい果物です。甘ガキとは違いいつまでも渋みが残るのが渋ガキで、渋抜きして食用にします。渋が抜けにくいものは干し柿として利用され古くから日本人の重要な菓子です。さらに加工され、特産品としてよく販売られています。    【花言葉】広大な自然の中で私を永遠に眠らせて

カキノキ科・自生種・深山一円