ヒヨドリバナ
 高さ1〜1.5mほどになる多年草です。北海道から九州に分布し、朝鮮半島、中国の日のよくあたる草原や林道わきなどにごく普通に見られます。和名は、ヒヨドリのよく鳴くころに咲くことといわれています。たくさんの小花が少しずつ咲いていくのでその様子から花言葉が生まれたのではと思います。ヒヨドリバナの同属で、同時期に花の咲くフジバカマがありますが、よく似ていて区別がしにくい。フジバカマは、秋の七草(キキョウ・ハギ・クズ・ナデシコ・オミナエシ・フジバカマ・ススキ)としてよく知られておりますが、全国的に自生種は、ほぼ絶滅状態で深山公園でも見かけることはありません。和名は、花が藤(ふじ)色で、花の形が袴(はかま)を思わせるところからついています。フジバカマによく見間違えるのがサワヒヨドリバナでかなり湿った場所にも生育することができ、深山公園でも沢ぞいなどに多く生えています。【花言葉】ためらい(フジバカマも同じ)

キク科・自生種・深山一円