ヒラドツツジ
  ヒラドツツジは大型ツツジの品種群の総称で、常緑低木です。長崎県の平戸市に残る武家屋敷の裏庭で長年にわたる自然交雑の結果できたツツジです。その形成に大きく影響したのは、ケラマツツジを主体に、モチツツジ、キシツツジ、リュウキュウツツジなどで、それらが交雑したものと考えられています。現在では、200品種以上の園芸品種がつくり出され、色も多彩にあり、公園や街路樹のほか庭木などに多く植栽されています。来園者に@「家のツツジは花が咲かなくなった」。また、A「お父さんがせん定するようになって花が咲かなくなった」などとよく質問されます。@は、主にベニモンアオリンガの被害かグンバイムシの発生だと思われます。どちらもMEP(スミチオン)乳剤などの殺虫剤を散布し防除して下さい。最近のガーデニングブームで土いじりやせん定をされている方も多いのではないでしょうか。Aの場合は、ツツジ類の花芽は7〜8月にできるので、その後に枝先をせん定すると、翌年の花は咲きませんので花後の5〜6月中に行って下さい。【花言葉】ツツジ総称で節制

ツツジ科・植栽種・深山一円