ハナミズキ
 アメリカの代表的な樹木で日本には、1912年に東京市がワシントンにサクラを贈ったお返しに贈られたのが始まりです。古来、日本にあるヤマボウシに似ているため最初はアメリカヤマボウシと呼ばれていましたが、最近は花の美しいミズキということからハナミズキと呼ばれています。ある雑誌の「植えたい記念樹ベスト25」では他を圧倒して一位となっている人気のある樹木です。土質は特に選ばず、日当たりと排水のよい肥よくな所に植えてやると丈夫で育てやすく、4〜10メートルの小高木になります。小木の時は自ら樹形を整えるので、せん定の必要もないのですが、成木になると枝が横に広がるので時にはせん定も必要になります。紅葉もきれいでいち早く秋を告げるなど四季折々いろんな姿で楽しませてくれます。私たちが普通ハナミズキの「花」と言っているのは、正しくは「総苞片」(そうほうへん)と言い、葉が変化したものです。中心部に固まって見える粒々が本当の花で、やがて実になります。日本に入ってきてから歴史が浅いのでまだ花言葉はありません。

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