アセビ
  いよいよ本格的に春めいた季節になりました。気象庁がソメイヨシノの開花予想によると県南部では29日と予想されております。深山公園では満開が4月10日前後になりそうです。アセビは日本の山地の特にかこう岩地帯に自生し、高さ1〜3bになる常緑低木です。3、4月につぼ状の小さな花を多数穂状につけ、垂れ下がって咲く様子は、見事で私たちを引きつけるものがあります。万葉の時代から日本人に愛され続けた花の一つです。花のかわいらしさとは対照に「アセボトキシン」などを含む有毒植物で、食べると足がしびれることから和名は足痺れ(アシシビレ)が転訛(か)してアシビアセビになったと言われています。別名でアシビという呼び方も残っています。漢字では「馬酔木」と書きますが、これは馬や鹿などがアセビの茎葉を食べると、中毒をおこし酔ったようになるのでこの字が当てられています。奈良公園では鹿の食害を受けないため、アセビが見事に咲くそうです。    【花言葉】あなたとふたりで旅をしましょう。

ツツジ科・植栽種・花木園・親池奥